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the Bottom of the World

どうも!Keisukeです。
新年明けても何ひとつ良い事がなく超メランコリーなKeisukeです。

さて、今年の中旬に発売予定の7枚目のシングル「雨の止まない街の中にて/偽善者の集う街」、そして同時に突入する3rd Season「世界が僕らを裏切る日、僕らも世界を裏切ろう」。これらはとある一人の少女を連想して作ったタイトルです。

今回はこの話をしようかと思います。若干イメージは美化されていますのであしからず。

まず浅葱家という家について。浅葱家は僕の本家です。僕の実姉の浅葱刹那を当主として、僕を含む5人の兄妹を「本家」とし、9人の使用人、3人の門番が住んでいる場所です。

そして浅葱家で働く12人の従業員は一人を除いて皆、孤児です。刹那姉に拾われた、当時5歳〜15歳くらいの少年、少女です。今は皆、育っているので、15歳〜25歳程です。例外の一人は門番長の「血雨枯葉」。彼女は同じような役割を担っている家柄・血雨家から出稼ぎにきている16歳の少女です。彼女は血雨という家があるので、孤児ではありません。

浅葱家にとって本尊とは「5人の兄妹」だと家法で決まっています。この「5人の兄妹は常に存在しておかなければならない」と五女「浅葱刹羅」が生まれた時にそう決まりました。

しかし去年の秋に五女・浅葱刹羅が不慮の事故で亡くなり、4人になってしまいました。そのままずっと空席だった5人目の兄妹に新しい子が今年の1月1日から入る事になりました。

その本家入りの儀式があって、昨日は僕も本家に戻っていた訳ですが・・・

その新しく五女として入る女の子は分家でも何でもありません。その子は孤児でした。名を「乃愛(のあ)」。本家入りする事で「浅葱乃愛」となりました。

彼女は、京都の街中、その路地裏で僕が見つけました。まだ若干12歳の女の子がボロボロのカッコをして、一人路地裏に座り込んでいたのです。

彼女に親はいません。死んだのではなく、彼女を捨てたそうです。
彼女に友達はいません。強いて言うなら野良猫が友達です。
彼女に家はありません。物心つけばすでにこの路地裏にいたそうです。
彼女がどうやって生きてきたかを知る術はありません。本人も覚えていないそうです。
しかし彼女は猫を命の恩人だと言っています。自分が外で生きて来れたのは猫たちのおかげだと言っています。

だから僕はその子を本家に連れていって、刹那姉に頼んで、本家入りさせる事にしました。この子は笑わなきゃいけない。

シャワーを浴びさせてしっかり整容してあげれれば何てことはない可愛い女の子でした。そこら辺にいる少女よりずっと可愛い。

僕は彼女のような人間がこの家にいるべきだと思いました。




・・・本題はここからです。

良いでしょうか?皆さん。

彼女なんです。彼女こそがシンボルなんです。

裕福な家庭ではない。貴族ではない。財閥ではない。一般家庭ではない。政治家でもない。芸能人でもない。ノーマルでもない。プラスでも、僕らマイナスでもない。

路地裏でボロボロの服を来て、異臭を放ち、人々から避けられ、蔑まされ、軽蔑され、邪見にされて、街行く人は見て見ぬフリ、世界から忘れられたように、誰からも救いの手を差し伸べられない、この乃愛こそが!

彼女こそがこの世界の象徴です。この社会の象徴です。

何で見て見ぬフリをするんですか?何で助けてあげないんですか?答えは決まっている。
人間は自分の事が一番、大事だから。

どこかで乃愛のような存在を見て、心は痛んでも、救ってあげたいと思っても、実行に移せない。自分が傷つく事を恐れているから。

例えば乃愛の存在に気づきながら、そのままその路地を素通りした人間は皆死ねば良いと思います。殺されても文句は言わないで頂きたい。

秋葉原の歩行者天国でトラックで突っ込んで、人々を切りつけたヤツではない。地下鉄でサリンを巻いた人ではない、世に名だたる殺人者ではない。

あなた達なんだ。乃愛のいる路地を、乃愛を認識していながら、素通りした人間。あなた達こそ死刑になるべきなんだ。

そして乃愛のような存在がいる事を知りもしないで、毎日を享受して生き続ける人たち。あなた達こそ裁かれるべきなんだ。

自分は「万引きもしていないし、人も殺していない、人を傷つけた事もない」だから私は善人だと思っている人たち。あなた達が乃愛の存在を知らない事、それ自体がすでに罪なんだ。

この世界には乃愛のように同じような状況の子供はたくさんいると思います。それに関わりを持たないで、生きている人間は死ねば良い。

分かりますか?世界とはこんなにも残酷なのです。

街中を手を繋いで歩くカップル。
あなた達を手を繋ぐべき存在は他にいる。それを知らないで愛を語らないで頂きたい。

子供の手の引いて歩く親子。
あなた達が手を差し伸べるべき存在は他にもいる。それを分からないで家族を語らないで頂きたい。

何も知らないで歩く人間。
あなた達が知るべき本質は他にある。それを知らないで社会を語らないで頂きたい。

世界を語らないで頂きたい。世界を生きないで頂きたい。


今回の日記のタイトル「the Bottom of the World」。直訳すると「世界の底辺」。僕や乃愛や刹那姉は世界の底辺の存在です。

生まれた時から腐っていて、救いようがなくて、下らない、価値なく、意味なく、ただ過負荷に。そう言った存在です。

しかし底辺こそがこの世界の象徴だと、胸を張って言わせて頂きたい。

正義は底辺にこそあります。

この国では殺人は重罪です。この国でなくとも重罪ですが・・・。

しかし僕は乃愛は人を殺す権利があると思います。社会の人間は乃愛にそれ以上の事をしてきた。だから乃愛も同じ事をやっても、何の問題もない。

なぜ、殺人は重罪なのか。命はそれ程に重いからです。それ程に大事でかけがえのないモノだからです。誰がそれを決めたかは知る由もないし、知りたくもないですが、命は大事なのです。
でも「命は大事だ」と謳う社会が乃愛という命をないがしろにしてきた。社会は自ら「命は軽い。大事ではない。」とその無意味さ、無価値さを証明しています。

敬愛する岡本ゆりさんがよくこう言っていました。
「底辺から世界を見下ろそう。もし何が正しいか分からなくなった時は、常に絶対悪を意識しよう。それこそが正義で、底辺こそ常に正しい。」
と。

絶対悪と必要悪は違うモノとされていますが、同じです。絶対悪も必要悪も同じです。絶対正義も限度を越すと悪になる。対して絶対悪は限度を越すと、無になる。

分かりますかね?無です。絶対など有り得ないこの次元世界で、絶対を掲げる事自体が間違いで、愚かしい事です。


大義ある破壊は正義で、大義なき破壊は殺戮だ。と社会は言います。逆です。
大義があるからこそそれは殺戮なのです。正義は常に間違っているのです。

この感覚を共有できますか?この認識を肯定できますか?

もし同じようにそう言った底辺に触れる機会があり、そこに触れようとしている人がいるのなら・・・自分が底辺と関わる事で、傷ついてしまうのでは、と恐れるあなたに・・・同じ感覚を共有し、認識できるあなたに・・・僕はあなた達にこう言いたい。

「悪こそ正義で、底辺こそ常に正しい」

と。




色々な想いを詰めた3rd Season「世界が僕らを裏切る日、僕らも世界を裏切ろう」が今年の夏より始まります。


− さ ぁ  界 を 裏 切 ろ う −

















 

| Keisuke | 23:46 | comments(6) | - |

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Comment

ああ・・・でもけい兄より先に私が乃愛ちゃんを見つけてたらどうしてただろう・・・私はけい兄と同じ対応ができたかな・・・。

世界、正義、悪、社会背景なんかを考えさせる奥が深い内容だね・・・

| Yu-Ko | 2013/01/03 3:50 AM |

悔しいけど、乃愛ちゃんなら仕方ないかな?
まったくもってそのとおりだと思う。

難しい社会だね・・・。

| Akina | 2013/01/03 6:39 PM |

世界とは、常にそう在るべきですねぇ。

だけど、しかし、世界そのものは別に悪ではないですねぇ。癌は人間です。世界に巣食う癌。

なので、社会のせいにするのは必然ですが、世界のせいにするのは少し誤りがあるのではないですか?

| 麻友 | 2013/01/04 4:11 AM |

社会も世界も巣食う人間がダメにしているに変わりない。社会?政治?変えようなんて無理!変わるわけない。一度リセットしないと。政治とかで選挙なんてしたって意味ないんだよ。新しい人を入れたって変わらない。黒い絵の具のパレットに白い絵の具を入れたって染まってしまうのと一緒。リセットしないと正しい考えを持った人もこの汚れた世界に足をつければ汚れてしまうんだよ。

| becchi | 2013/01/04 8:37 PM |

たまには良い事言いますねぇ。べっちさん。

良い意見です。

なら生まれた時から灰色の人間はどうなんでしょうねぇ?マイナスは生まれた時から灰色だった。

生まれた時から汚れている私たちはどうすれば良いのでしょうねぇ?

| 麻友 | 2013/01/05 1:42 AM |

灰色でも良いじゃないですかぁ。

白にも黒にもなる。ご都合主義のこの世間で生きる色としてはよござんすよ。

| 枯葉 | 2013/01/07 10:20 AM |

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